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インタビュー(東海物産株式会社 特別研究員 医学博士 柳内 延也)

日本でのイミダゾールジペプチド研究の第一人者の医学博士 柳内延也(やないのぶや)先生と弊社代表の春原秀基(すのはらひでき)がイミダゾールジペプチドの可能性とエールクッキーの開発について対談。
柳内延也医学博士は、20年以上イミダゾールジペプチドの研究にたずさわられてきた、いわばイミダゾールジペプチドの第一人者だ。当時から日本の長寿社会、特に認知症の増加を危惧されており、イミダゾールジペプチドがアルツハイマー症におけるアミロイドβによる神経細胞死を防止することを突き止めたという経験を持つ。また造血因子医薬品の開発による白血病治療への貢献も大きい。博士の研究の中で、好中球が作りだす活性酸素に対してイミダゾールジペプチドが、無毒化することを発見。イミダゾールジペプチドについての様々な研究を続けてきた。当初イミダゾールジペプチドは疲労回復ということが注目されてきたが、2025年問題(団塊の世代が75歳以上を迎える)が叫ばれる今日こそイミダゾールジペプチドの認知症に対するパワーが期待される。柳内博士は、イミダゾールジペプチドのもつ働きのひとつ抗酸化作用こそが、キーワードだと説明する。最近では認知症になる危険性が高い軽度認知障害(MCI)の抑制に関しての特許も取得した。
株式会社SHソリューションズの代表である春原は、自分自身がイミダゾールジペプチドに興味をもち10年以上も毎朝、鳥の胸肉をサラダと一緒にして食べている。すると夜ヘトヘトになって就寝しても朝はスッキリとして、疲労感がない。イミダゾールジペプチドはすごいという自分自身の実感から開発が始まった。
 疲労感を軽減し、認知症へも期待される成分イミダ。しかし殆どの方に知られていないのが現状。ぜひポピュラーな商品にして多くのシニアにこの成分をもっと知ってもらいたいという思いがあった。そのためカプセル💊タイプの健康食品ではなく、毎日の生活の中に自然な形でイミダゾールジペプチドをとりいれてもらいたい。という思いからクッキータイプの開発に至った。実はシニアの方も結構お菓子は食べられていて、和菓子ならお饅頭、洋菓子ならクッキーが人気だそう。もともとイミダゾールジペプチドには疲労感の軽減の他に気分を前向きにする効果も期待されている。シニアの方は、様々な薬やサプリメントを既に服用しており、体にいいのは分かるけれど、更にまだ飲まなければならないのかという(盛り下がる)気持ちではなく、ちょっと疲れた時とか小腹が空いた時などに明るい(盛り上がる)気持ちで、イミダゾールジペプチドを摂取してもらいたいという考えからクッキータイプの商品が誕生した。 
 柳内先生は、エールクッキーは大変食べやすく、これなら多くの方に無理なくまた気軽に食べて頂けると評価頂きました。またイミダゾールジペプチドの原料を生産している東海物産は、毎日の食事から健康のために必要な成分を、意識せずに摂取できることが理想的だと考え研究開発を続ける調味料の専門会社であり、まさしくエールクッキーのような食品形態で健康をお届けするというコンセプトは共通する考えがあり、柳内先生からも大きく共感頂きました。
今後エールクッキーが、シニアの方々のより身近な商品になり、長寿社会においてますます重要な健康成分として貢献できることを期待し、春原と握手をして対談は終了しました。

医学博士 柳内延也
1970年 東北大学農学部農芸化学科卒業
1970年 森永乳業㈱中央研究所入社
1990年 医学博士 自治医科大学
2005年 日本食品工学会技術賞 受賞
2018年 文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞